結婚式直前で行けなくなってしまった!正しい欠席の伝え方とは?
結婚式の招待をされていて参列を楽しみにしていたのに、やむを得ない事情で急遽出席が出来なくなってしまった…。
残念ですがそんな事もありますよね。
私自身、お世話になった先輩のとても楽しみにしていた人生初参列の結婚式前日に、高熱が出てしまって出席が出来なかったという悲しい経験があります。
そんな時、新郎新婦に向けてどんな行動をするのが正解なのか?!
今回は、出席予定の結婚式に参列出来なくなってしまった場合のマナーについて紹介します。
直前でのキャンセルによる新郎新婦の負担は?
直前にキャンセルになってしまう事で、新郎新婦に金銭面や変更の手間などの負担が発生します。
なぜなら、参列者の為に2人が準備してくれている料理、引出物、席次表のこれらが関わってくるからです。
止むを得ず欠席になってしまった場合、どのタイミングでのキャンセルなのかによって新郎新婦の金銭的な負担が変わります。
式場によって前後がありますが、大体2~3週間前に引出物の確定、1~2週間前に席次表印刷の確定、数日前に料理の確定という様に、2人には式場から手配物の締切という期日が設けられているのです。
なので、締切以降の欠席となると、参列しないゲストの分も新郎新婦が負担をするという事になってしまいます。
この仕組みを知らない人が多いので、今後の為に覚えておきましょう。
急遽欠席となってしまった場合のマナー
急遽欠席となってしまった場合はこれらを参考にしてみて下さい。
- 新郎新婦に電話で連絡をする
- 御祝儀(会費)を用意する
- 祝電を送る
- 後日お詫びをする
それでは、詳しく紹介していきますね!
新郎新婦に電話で連絡をする
行けないとわかった時点ですぐに新郎新婦に連絡を入れましょう。
LINEやSNSでの連絡手段が主な時代ではありますが、必ず電話で連絡をする事が大事です。
新郎新婦にとっても来てほしかった人が来れないのはとても残念な事。
なので、誠実な気持ちを伝えるのには直接電話をする事が一番効果があります。
この時に行けなくなってしまった理由もちゃんと伝えましょう。
病気や事故、身内の不幸などが理由の場合は「やむを得ない事情で…」と濁し、後日伝えるのが良いとされています。
それは、お祝い事の直前で新郎新婦や親族の気持ちが繊細になっている事もあるからです。
そういった出来事があった事を伝えた時に、気になったりして気持ちが囚われるような相手であれば詳しく説明する事は控えた方が良いでしょう。
但し、親しい関係なのであれば、正直に伝えた方が理解をしてくれると思います。
行きたかった気持ちや申し訳ない気持ちを誠実に伝える事が一番大切です。
たまに前日や当日の欠席連絡を式場にして下さるゲストもいるのですが、連絡先を知っているならば先に新郎新婦に連絡を入れる方が良いと思います。
どちらにも連絡を入れるなら良いのですが、新郎新婦は知らないままで式場側から欠席の連絡を聞かされるのは少し複雑な気持ちになってしまいますよね。
例え連絡がつかなかったとしても着信は残しておきましょう。
御祝儀(会費)を用意する
欠席のタイミングにもよりますが、渡す予定だった御祝儀(会費)も用意しましょう。
大体、結婚式の10~20日程前までであれば式場で引出物などの手配物の変更が間に合います。
その場合でも、新郎新婦には変更の手間などが掛かりますし、一度出席の旨を伝えているので予定していた御祝儀の半分程度を用意するのがベスト。
会費制の場合は、会費というよりも御祝儀という形で会費より少ない金額を包むのも良いと思います。
現金だと相手の気遣いが心配な場合は、記念品をプレゼントするのも◎
何より、行けなくてもお祝いの気持ちを伝えたいという誠意が大切です。
直前や当日キャンセルの場合は、御祝儀、会費共に全額用意をするのがマナー。
一番大きな金額は料理代で数日前に確定を迎えるので、それ以降の欠席は新郎新婦にとってかなりの痛手となります。
行かないからお金を払わなくて良いという事ではないと知っておきましょう。
祝電を送る
結婚式に行けなかった代わりにお祝いの気持ちを伝える為、新郎新婦へ祝電を送りましょう。
祝電とはお祝いの電報の事で、 お祝いのメッセージをインターネットや電話で簡単に注文出来て、式場に直接届けてくれるシステムです。
最近は電報の存在を知らない人も多い様ですが、結婚式では今も沢山利用されていて、ぬいぐるみやバルーンがついているアイテムが人気です。
当日の新郎新婦はとても忙しく、メールや電話などゆっくり出来る環境ではありません。
祝電は結婚式当日に、式場スタッフが新郎新婦へ直接見せてくれるので確実にメッセージを届けられますし、ちょっとしたサプライズにもなります。
祝電を見て喜んでいる新郎新婦や、感動して涙する花嫁をよく見ますよ。
こういう感じのアイテムがよく式場に届きます↓↓
後日お詫びをする
後日、結婚式が落ち着いたら時間を設けてお詫びをしましょう。
その時に、当時言えなかった理由を伝えたり、御祝儀や会費もしくは記念品を渡すのがベスト。
しばらく会えない人であれば、記念品を自宅へ送ったり、御祝儀や会費は現金書留で送っても構いません。
その際は、行けなかったお詫びと共にお祝いのメッセージを添えてしっかりと気持ちを伝えましょう。
出欠がはっきりしない場合
出欠がはっきりしない場合は、新郎新婦へ事前に伝えておくのもOKです。
なぜなら、そういった相談が事前にあった方が新郎新婦もすぐに対処出来ますし、欠席になってしまった場合の配席などもイメージしておけるからです。
実際に新郎新婦から「出欠がはっきりしないゲストがいるけどどうしたら良いですか?」という質問をよく受けます。
新郎新婦もゲストから事前に聞かれた時に、ここまでに欠席がわかればお金が掛からないタイミングだよとハッキリ伝えられるので、共に円満だと思います。
まとめ
今回は結婚式直前で出席が出来なくなってしまった場合のマナーをお伝えしました。
急な欠席の場合は、新郎新婦にお金に関する負担を掛けない様に気を付けましょう。
楽しみにしていた結婚式に行けなくなってしまう事は共に残念な事ですが、誠意を持って気持ちを伝える事が一番大切です。
やむを得ない事情で参列が出来ない事は仕方がないので、結婚式でお祝いが出来なかった分違う形でお祝いの気持ちを伝えましょう。