会費制の結婚式に参列する事になった!祝儀制との違いを徹底解説します♪

日本の結婚式には祝儀制と会費制の2パターンがあります。

全体の9割が祝儀制の結婚式なのですが、北海道など一部の地域では今でも会費制が主流となっています。

会費制の結婚式に招待された場合は、祝儀制の感覚で参列をすると衝撃的な事が沢山!

今回は、会費制の結婚式に参列する事になった場合でも、安心して出席出来るように祝儀制との違いを紹介しますね。

会費制とは

会費制とはゲストが決められた一律の会費を支払って結婚式に出席するスタイルの事です。

元々、発起人という役目の人がゲストを集めて、新郎新婦の為に結婚祝賀会を行っていた事が起源となっています。

今でいう二次会の幹事さんみたいなイメージですね。

なので、昔は発起人が招待状の発送から席表の作成、当日の進行の企画までの全てを行うのが会費制の本来のスタイル。

皆が会費を持ち寄れば、祝賀会の為の料理や会場の使用料など諸々の必要な経費が全て賄えるというものでした。

発起人は主に新郎新婦の友人や職場の方が行い、定期的に発起人会を行って両家の意向を確認しながら準備を進めていました。

今では、新郎新婦が結婚式を主催する事が主流になっているので、発起人を立てるケースはほとんどなく、立てるとしても形式上で受付係をお願いする程度となっています。

会費制はココが違う

会費制は会費をもらう以外にも祝儀制と違う所が沢山あります。

  • 招待状に金額が載っている
  • 御祝儀はいらない
  • 芳名帳がない
  • 親族席が違う
  • 引出物が違う

参列して戸惑わない為に会費制のポイントを紹介しますね♪

招待状に金額が載っている

会費制の招待状には会費の金額が記載されています。

当日はその金額を持って受付で支払えばOK!

祝儀制に慣れている場合は、会費が載った招待状に戸惑ってしまいますよね。

御祝儀はいらない

会費制の場合は御祝儀は基本的に必要ありません。

親族や会社を代表して御祝儀を持参するケースもありますが、友人などは無い事が普通です。

会費も財布からそのまま支払うのが通常で、わざわざピン札を用意しなくても大丈夫なのです!

御祝儀を渡したい場合は会費とは別に御祝儀袋に入れて渡すのがマナー。

むしろ、御祝儀という名目で会費を入れる方が失礼だと思われる事もあるので注意が必要です。

芳名帳がない

御祝儀がない事が通常ですので、芳名帳もありません。

受付係が受付名簿を持っていて、ゲストの出席確認をすればそれで完了。

ゲストに名前を書いてもらう習慣がないのです。

受付も両家分まとめて窓口にする事が多く、きっちりと両家別々にする事の方が少ないです。

親族席が違う

会費制で一番驚く事が多いのが、親族席が全く違う所です。

祝儀制の場合は、新郎新婦の両親や親族は高砂席から一番遠い末席側の最後列になります。

それに対して会費制は、新郎新婦の高砂席からみて最前列の両サイドが親族席になるのです。

これは、会費制の場合は発起人が末席側の一番遠いテーブルに座っていたのと、親族も発起人から招待される形式だったので、上座の方に親族席があります。

今では発起人がいないので発起人テーブルはありませんが、その名残から親族席は新郎新婦から近い前列両サイドのままなのです。

引出物が違う

会費制の場合は引出物のシステムも異なります。

会費制の引出物は、会費を頂いた方に1つお返しというのが基本です。

なので、席付といって披露宴会場内に入ると予め席に引出物が1人1個ついています。

引出物の相場も祝儀制と違って、1個あたり1,000円~1,500円程で引菓子が圧倒的に多い傾向があります。

どうして北海道に多いの?

会費制が北海道に多いといわれているのは、明治から大正の時代に開拓の為に本州から北海道に移住してきた際は、まだ生活が貧しかった事から起因しています。

なので、会費制は2人の負担をなるべく抑えて皆で結婚のお祝いをする為に考えられた仕組みなのです。

当時は町や村の組織や青年団などと住民の繋がりが強かったので、公民館などの施設を使用して発起人が全てを担うのが自然な流れとなった様です。

北海道は本州に比べて歴史が浅かったので、新しい仕組みが浸透しやすかったのですね。

会費はどんどん上がっている

一昔前までは10,000円程度だった会費も、年々価格が上がっています。

特にこの数年は更に急上昇していて、今では18,000円から20,000円位が主流となってきています。

このまま上がり続けると、近い将来は祝儀制とあまり負担が変わらなくなるかもしれませんね。

まとめ

今回は会費制の結婚式について、祝儀制と違う点を紹介させてもらいました!

実際に参列してビックリしない為の参考にしてみて下さいね♪

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