結婚式に来てほしかった大切な人へ…。故人に向けたおもてなし例を紹介します。
プランナーをしていると、準備を進めている途中で結婚式を楽しみにしていた大切な人が亡くなってしまった…。
そんな出来事を伺う事もあります。
他にも、親御様が既に他界されているケースも珍しい事ではありません。
今回は、結婚式に出席してほしかった大切なあの人へ、おもてなし例を紹介したいと思います。
故人へのおもてなし
結婚式を楽しみにしていた故人の気持ちに応えたい。
そんな、おもてなしの方法はコチラです。
- 席を作る
- 席次表に名前を載せる
- 陰膳を用意する
- ムービーにメッセージを入れる
それでは、詳しく紹介しますね!
席を作る
希望であれば、故人の方の席を作ってもらいましょう。
席札を用意して写真を置く方も多いです。
お祝い事なので、写真を置くなら笑顔で明るい写真がオススメ!
フレームもカジュアルなものにして、お葬式っぽい雰囲気がない物の方が良いでしょう。
メッセージカードを書いて席に置くカップルもいますよ。
お父様が生前愛用していた香水を、少しだけお父様の席に吹きかけておいた新婦様も過去にいました。
席次表に名前を載せる
特に親御様の場合は席次表に名前を載せる事も多いです。
例えば、お父様が他界している場合、席次表のお母様の名前の隣にお父様の名前を印字するという事です。
ペーパーアイテムはずっと手元に残るものなので、ご家族が喜ぶ姿もよく見掛けますよ。
陰膳を用意する
陰膳-かげぜん-とは法事などで故人の方に供える料理の事です。
本来はお料理の種類などが細かく決まっているものなのですが、結婚式の場合はそこまでかしこまって用意しないケースが多いです。
例えば、ワンプレートの和食膳だったり、お料理を少しずつよそった状態で提供してくれたりなど式場によっても対応は様々です。
陰膳は、周りのゲストと食べても食べなくても構いません。
むしろ、食べる方が供養になって良いとも言われています。
同時に乾杯酒を一緒に並べたり、お酒好きな故人には好きだったお酒を注いで置いておく事も◎。
ムービーにメッセージを入れる
「席や料理まではしなくもいいや!」というカップルは、ムービーにメッセージを入れてもっとカジュアルな感じで故人への想いを表現する方も多いです。
プロフィールやエンドロールムービーに思い出の写真やメッセージを入れて上映するという方法です。
さりげなく想いを伝えたいカップルにオススメですよ。
両家へ事前に相談しておこう
故人に対するおもてなしを考えるなら、必ず両家へ事前に相談をしておきましょう。
席次表に名前が載っていたら故人と思われない事もありますし、お写真を置く事に対して否定的に感じるゲストも中には居るかもしれません。
もし、勝手に進めて相手方の親族と万が一トラブルになってしまったら、それは故人が望んでいない事です。
結婚式は両家の事なので、そいういったおもてなしをしたいという意向をしっかりと両家に伝えて、理解してもらっておく事も大切ですね。
まとめ
今回は故人へむけたおもてなしの具体例を紹介しました。
2人の結婚式を楽しみにしていたのに亡くなってしまう事はとても残念でなりません。
しかし、結婚式の場で故人の方に向けたおもてなしの方法は色々とありますので参考にしてみて下さいね。
希望があれば式場スタッフに相談してみましょう。