結婚式に両親が揃わない場合のお悩み解決!実例や注意点を紹介します☆
結婚式は両家の親族が集まるとても大切な場。
その際に頭を悩ませるのが、何かしらの理由で両親が揃わない場合です。
実際にはいろいろな家庭の事情などにより、両親が揃わない事が沢山あります。
今はそれが体裁上良くない時代では全くありません!
なので、問題なく結婚式準備を進めて大丈夫。
今回は、実際に両親が揃わない場合のカップルは皆どうしているのかを注意点や実例を交えて紹介しますね♪
結婚式で両親が登場するシーン
結婚式当日は新郎新婦だけではなく両親も出番が沢山あって大忙し!
まずは実際に両親はどんなシーンで出番があるのかをお伝えします。
- 親族紹介
- バージンロードのエスコート
- ベールダウン
- 両親へ記念品贈呈
- 両家代表謝辞
- 送賓
それでは、詳しく紹介しますね。
親族紹介
新郎新婦の支度が整ったら、親族の元へ向かい両家の親族紹介を行う式場が多いです。
その際に、両家を代表して父親が自身の親族の紹介を行う事が多いです。
父親がいない場合は母親や兄弟などの家長が行ったり、新郎新婦で行うケースも。
もしくは、各々自己紹介で和やかに行う場合もありますよ。
バージンロードのエスコート
よくドラマなどで見かけるシーンですね。
チャペルで結婚式を行う場合は花嫁のバージンロードを父親にエスコートしてもらう事に本来意味があります。
父親がいない場合は他の家族に行ってもらったり、エスコート自体をお願いせずに新郎新婦の2人で入場してももちろんOK!
バージンロードのエスコートについてはコチラで詳しく紹介しているので是非CHECKしてみて下さいね♪
ベールダウン
ベールダウンは花嫁のベールをおろすセレモニーです。
花嫁のベールには魔除けの効果があるといわれていて、そのベールで身を包む事で守られながら新郎の元へ向かうのです。
そのベールをおろす事にも意味があって、「子育てに幕を下ろす」や「独身に幕下ろす」など新しいスタートを表現するセレモニーでもあるのです!
それを、最初に服を着せてお世話をしてくれた母親に最後の仕上げをしてもらう事が多いですね。
このベールダウンも母親がいない場合はお世話になった親族や姉妹などに行ってもらう花嫁もいますよ。
もちろん割愛してもOK!その場合はメイクさんが綺麗にベールを掛けてくれます。
両親へ記念品贈呈
披露宴でも両親の登場するシーンがありますね。
必ずといってあるのが、両親へ感謝の気持ちを込めて記念品を渡したり手紙を読むセレモニーです。
この時は主に末席といって、メインテーブルの反対側のスペースで両家の両親が立ち並び、向かい合った位置から2人が記念品を渡します。
もちろん、この時に両家の両親が揃わなくても問題ありません。
両親が揃わない場合に、代わって親御様と兄弟が立つケースもよくあります。
例えば、新郎のお母様と新郎のお兄様で並んだりといった感じです。
その場合は、相手側にも兄弟がいるなら、合わせて立たなくて大丈夫かなども確認をしておいた方が良いでしょう。
セレモニーに関しては、基本的に両家同じように合わせる必要があるかを都度親族に確認した方が安心です。
結婚式にはいろいろな考えの方が参列するので、
「どうして新郎側はこうしているのに新婦側はしないのかな?」
と疑問に思われる事がないように、常に確認をしたり先にゲストに伝えておく事がとても大切だからです。
両家代表謝辞
披露宴を締めくくる後半のシーンですね。
新郎新婦と両親が並んで最後にスピーチをするセレモニーです。
両親へ記念品の贈呈とそのまま繋げて行う事が多いのですが、当日集まって下さったゲストに向けて両家を代表して新郎の父親がご挨拶をする事が多いです。
例えば、新郎の父親がいない場合は新郎の母親や新婦の父親が行ったケースもあります。
私のお客様の場合は、このシーンを割愛して最後の新郎謝辞にて両家の挨拶も含めて行う事も多いですよ。
これに関しても、両親が積極的にお話しをしたい方とそうでない方がいるので、必ず両家でどうするか相談をしてから決めましょう。
送賓
おひらきの後は、新郎新婦がゲストを一人ずつお見送りします。
その時に両家の両親も一緒にお見送りをする事が多く、6名で並んでお礼の言葉を伝えたり挨拶を交わしながら全てのゲストを見送ります。
その時にカメラマンが皆で並んだ写真を撮ってくれる事も多いですね。
両親が離婚しているがどちらも出席する場合
両親が揃わない場合以外にも注意したいのは、両親が離婚をしているけどどちらも出席をする場合です。
これは両親の関係が良好かそうでないかによって、式場側にも配慮してもらわなければいけない点が出て来るからです。
例えば、両親の関係が離婚後も良好な関係であれば、常に一緒に行動して挙式も披露宴も隣同士でセレモニーにも参加して頂きます。
しかし、稀に良好な関係ではない場合もあり、同じ空間にいる事が難しい程険悪なケースもあります。
その場合に注意したいのは、
- メインで参加されるのはどちらなのか
- 親族控室は別室に分けた方が良いのか
- 親族紹介はどちらも行うのか
- セレモニーには参加してもらう方が良いのか
- 配席はどうするか
これらを必ず事前に確認しておきましょう。
メインで参加されるのはどちらなのか
両親が離婚している場合は近くで育てて下さった親御様が当日はメインで出席する事になります。
なので、それがお母様でしたらお母様に結婚式当日の親族のご意向をしっかりと確認しておく必要があります。
親族控室は別室に分けた方が良いのか
親族控室は基本的に新郎側と新婦側で1つずつ用意されている事が多いです。
なので、離婚をしている場合の片方の親御様はどこで待機するのかも確認が必要です。
関係が良好な場合は一緒の控室で待機しますが、離婚された相手方の親族も揃っている状態です。
場合によっては離婚した両親それぞれの親族が参列をするケースも。
通常だとそちらがまとめて1つの部屋になるはずなのですが、離婚しているのでそうもいかないという状況にも…。
そうなると、親族控室を父方と母方で更に別々で用意する事が必要な場合もあります。
親族紹介はどちらも行うのか
これは親族控室の話しと繋がるのですが、親族紹介をどうするかも相談が必要です。
先程のように、親族控室を父方と母方とで分けた場合などは、相手側の親族にどういう風に紹介をするのかなども両家の意向を確認しておくべきです。
複雑すぎるので両家で相談した結果、親族紹介を割愛していたカップルもいました。
セレモニーは参加してもらう方が良いのか
先程、お伝えしたように両親の出番は結構沢山あります。
2人がやってもらいたい事もあると思いますが、両親の希望もしっかりと聞いてお互いに安心して進行を作る事も大切ですね。
例えば、自分の子供である事に変わりはないからとセレモニーは通常通り参加して下さる事もありますし、親族の意向で一切セレモニーには参加しないで、ゲストとしてただ見て頂くのみというケースもあります。
配席はどうするのか
配席もどうするか考えなくてはいけません。
通常は両親は親族席に隣同士で座る事になりますが、その親族席に座ってもらう事が難しい状況の場合もあります。
その場合は、どの席に座ってもらうのが良いのかも併せて確認が必要になってきますね。
過去の例として、両親の親族が共に参列する場合は母方の親族席にお母様が座って、父方の親族席にはお父様が座るというケースもありましたし、お父様が友人席にスーツで参列されていたケースもありましたよ。
複雑な関係程しっかり配慮しなければならない
過去の私の体験例では、離婚してお母様側の親族に参加を許されなかったお父様に、当日お母様と鉢合わせをしないようにウェディングドレス姿を見せてげたいという花嫁もいました。
その時は、お母様にご了承の元、お父様と館内で会わないよう当日の導線を考え別の個室を用意し、本番前の早い時間にチャペルでお父様と2人きりでお話しをして、新郎の元までバージンロードを歩く3人の時間を作った事もありましたよ。
他にも非常に稀なケースですが、お母様のみの出席でまだ入籍前の交際相手という立場の方が一緒に出席されたケースも。
その場合も、既にご自身のご親族にご紹介をされているのかや、お相手のご親族へご紹介をする場合はどうするか、セレモニーの進行にも参加されるのかなどの確認も必ず必要です。
これは本当にデリケートな問題で、対応を間違うとその後の親族間の関係を悪化させるきっかけになってしまう事もあるので、 式場側が簡単に判断してはいけない事柄になります。
必ず親御様に確認をしながらどのような対応を式場側にお願いしたら良いかをしっかりすり合わせしておきましょう。
まとめ
今回は結婚式で両親が揃わない場合の実例や注意点について紹介しました!
両親が揃わない理由は両家によって様々です。
離婚や他界、他にも家庭の事情により来れない場合ももちろんあります。
他にももっと複雑な家庭環境の方もいますよね。
私自身も父親が3人いて、どうするべきか困ったものです…笑
しかし、結婚式は両家が揃う大切な場なので、スルーしてはいけない事もあります。
こういった事情については、式場側も気を遣って掘り下げて聞いてこない場合も。
なので、両親が健在でない場合や離婚などの家庭の事情で、当日細かな配慮が必要な場合は必ず式場担当者に伝えておきましょう。