神前式の流れを知りたい!日本古来の伝統スタイルで厳かな結婚式をしよう♪

「神前式を検討しているけどどんなことをするの?」

「今度、身内の神前式に参列するけど親族は何するの?」

日本が発祥の神前式ですが、現代の日本ではチャペル式を行うカップルが多くを占めています。

なので、神前式の参列経験が1度もないというゲストも多く、なかなかイメージがつきにくいという人も。

今回はそんなあなたに神前式の流れについて詳しく解説したいと思います!

神前式とは

神前式は神様に2人の結婚を報告するという日本古来の伝統的な挙式スタイルで、室町時代に行われた武家の結婚式が発祥と言われています。

当時は自宅の座敷で行われるのが一般的で、新郎新婦や介添人など限られた人数でシンプルに行われていたのだとか。

これが公家や大名、一般にまで徐々に浸透するようになり明治時代まで続いたそうです。

そして、当時皇太子だった大正天皇の成婚の際に、皇居の賢所(いわゆる神殿)にて執り行われた事を機に神社で神前式を行う習慣になっていったのです。

なので、神社での神前式というのは意外と近代で始まったスタイルなのですね。

最近では、神社で挙式の後に結婚式場で披露宴を行うパターンか、ホテル館内の神殿で神前式を行いそのまま披露宴へ流れていくパターンが主流となっています。

神前式にはチャペルとは違う荘厳さや趣がありとっても素敵ですよね!

国際結婚のカップルにも人気の挙式スタイルですよ♪

神前式の流れ

神社や結婚式場によって多少異なりますが、神前式の次第はこの様な流れとなります。

  1. 参進の儀
  2. 入場
  3. 修祓
  4. 祝詞奏上
  5. 誓盃の儀
  6. 神楽奉納
  7. 誓詞奏上
  8. 玉串奉奠
  9. 記念品交換
  10. 親族盃の儀
  11. 斎主挨拶
  12. 退場

普段見慣れない文字ばかりですよね。

私も最初は全く読めませんでした…笑

それでは、読み方も含めて詳しく解説していきますね!

参進の儀

参進の儀-さんしんのぎ-とは、 結婚の儀を告げる雅楽が演奏される中で斎主・巫女に先導された花嫁行列が本殿・御社殿まで進んでいく事です。

ホテルなどの館内神殿では、構造上の理由で割愛される場合もあります。

入場

斎主、新郎新婦、仲人、親、親族が入場をします。

仲人とは2人の結婚の仲介人の事で、最近では仲人を立てる事はほとんどないのでいなくても大丈夫!

式場によっては参列者が先に入場着席をして、そのあと斎主と新郎新婦で入場する場合もあります。

その際に、新婦はお手引き係といって、介添という着物を着た女性がお手伝いをする事もあるのですが、お母様にお手引きをお願いする花嫁も♪

修祓

修祓-しゅばつ-は、新郎新婦と参列者が共に起立をし、斎主による祓詞-はらいことば-に続き、清めのお祓いを受ける事です。

少し顔を下に向けて声掛けがあるまで待ちます。

祝詞奏上

祝詞奏上-のりとそうじょう- は、斎主が神前に2人の結婚を報告し、幸せが永遠に続くよう祈る事です。

誓盃の儀

誓盃の儀-せいはいのぎ-は、 三三九度の盃の事です。

新郎新婦が大中小3つの盃で交互に御神酒を飲み交わす事で、夫婦としての永遠の契りを結びます。

1回目は小杯で新郎→新婦→新郎

2回目は中杯で新婦→新郎→新婦

3回目は大杯で新郎→新婦→新郎

3種類の盃でそれぞれ3回ずつの計9回飲むので三三九度というのですね。

お酒が苦手な方はちょっと口につけるだけでもOK!

神楽奉納

神楽奉納-かぐらほうのう-は、 巫女が神楽に合わせて両家の繁栄を祈る舞を奉納する儀式です。

神社や結婚式場によってはない場合もありますね。

誓詞奏上

誓詞奏上-せいしそうじょう-は、 新郎新婦が神前に進み出て誓詞(いわゆる誓いの言葉)を読む事です。

新郎が読み上げて、自分の名前をそれぞれ新婦と連名で言います。

新郎の1番の見せ場のシーンですよ!

玉串奉奠

玉串奉奠-たまぐしほうてん-とは、神と人を繋ぐ意味が込められた儀式です。

まず、新郎新婦が神前に玉串(榊)を捧げ、神社の参拝の時に行う「二拝二拍手一礼」を行います。

その後に仲人がいれば仲人夫妻、そして両家代表が続きます。

両家代表は健在であれば、お父様方が行う事が多いですよ。

記念品交換

記念品交換は指輪交換の事です。

チャペルと同じようにお互いの指輪をはめてあげます。

親族盃の儀

親族盃の儀-しんぞくはいのぎ-とは、親をはじめ両家の親族が順に御神酒を飲む儀式です。

3口で御神酒を飲み干し、これで両家が一つになるという契りを交わします。

お酒が飲めない親族はムリをしなくても大丈夫!

斎主挨拶

斎主挨拶-さいしゅあいさつ-では、斎主が両家へ祝辞の言葉と結婚の儀が滞りなく終了したことを報告してくれます。

退場

斎主→新郎新婦→仲人→親族の順で退場していきます。

式場によってはアフターセレモニーで新郎新婦を見送る演出がある所もありますよ♪

式時間は大体30分程度のところがほとんどです。

まとめ

今回は神前式の詳しい流れについて解説しました!

神前式は参列経験がないゲストも多いので、2人が神前式を挙げたなら参加したゲストにはかなりのインパクト大!!

とても記憶に残る結婚式になる事間違いなしですね♪

神前式を選んだ事で両親や祖父母世代の親族が大変喜んでいる姿をよく見掛けるので、家族孝行にもなると思いますよ。

是非、参考にしてみて下さいね!

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