バージンロードの意味を知っていますか?想いの深まる情報をお伝えします!
チャペルのバージンロードにはちゃんと大切な意味がある事を知っていますか?
バージンロードはただ歩く為だけではなく、ゲストとの思い出を振り返りながら、これからの未来に向けて出発する為の大切な時間を過ごすものなのです。
ここでは、そんなバージンロードの大切な意味について詳しくお話ししていきますね。
バージンロードの大切な意味とは?
バージンロードの大切な意味はこの2つです。
- 花嫁の人生を表現している
- 花嫁を守る魔除の効果
それでは詳しくご説明していきますね♪
花嫁の人生を表現している
バージンロードは本来、花嫁の誕生から現在、そして結婚式以降のこれから未来へ向けての人生の道のりが表現されています。
花嫁の一歩は一年分ともいわれていて、花嫁が生まれてから家族と過ごした時間、新郎と出会った瞬間、彼と共に一緒に歩んできた結婚式当日までの道のりを振り返りながら、更に未来へ進んでいくという花嫁のストーリーがあるのです。
例えば、「小さい頃あんな所に連れて行ってもらったな」「こんな事して怒られたな…」など、楽しかった事も辛かった事も含め、この日をようやく迎える事が出来た感謝の気持ちなどを思い浮かべながら、ゆっくりとステップしていきます。
よくお父さんにエスコートをしてもらうのは生まれてから育ててくれた家族の代表、そして2人の結婚を承認してくれた証としての意味。
なので、お父さんがいない場合は大切な人に役割をお願いしても大丈夫。
もちろん新郎と2人でこれからの未来を歩いていくという意味を込めて、新郎新婦の2人で入場する方も沢山いますよ♪
花嫁を守る魔除の効果
古来の欧米では一般的に悪魔がいると信じられていたので、幸せな花嫁を悪魔がさらってしまわない様にお浄めをするという意味でバージンロードが生まれました。
悪魔は教会の床に潜んでいると信じていたので、床に白い布を敷いてその上を歩く事で花嫁を守り、無事に結婚式を行う事が出来たんだそう。
なので、バージンロードは花嫁の純潔さの象徴でもあるのですね。ちなみに白は悪魔の嫌いな色なんだとか。
現代では悪魔がいるなんてちょっと現実的ではありませんが、この名残が現代まで残っているのはどの時代に於いても結婚式が神聖なセレモニーである事が変わらないからですね。
フラワーシャワーやベールなども魔除の効果が起源なんですよ♪
ベールについてはベールダウンのお話しで詳しく紹介しています☆
知っておきたいバージンロードの知識
バージンロードそのものは誰もが知っているのに、その意味については意外と知らない事も多いですよね。
先程お伝えした内容の他にも是非知っておいてほしい情報をお伝えします!
- バージンロードは和製英語である
- 気軽に歩いてはいけない
- 宗派や意味合いによって色が違う
それでは詳しく説明していきますね。
バージンロードは和製英語である
日本でよく耳にするバージンロードは和製英語なので実は海外では通じません。
海外では「wedding aisle」-ウェディングアイル-や「wedding road」-ウェディングロード-と言われています。
どちらも花嫁の為の通路という意味なのですが、バージンロードという言葉は日本のブライダル業界が「花嫁は純粋無垢であるべき」という想いで名付けたそうです。
気軽に歩いてはいけない
バージンロードは誰でも気軽に歩いてはいけません。
先程お伝えしたようにバージンロードは花嫁の人生の道のりや純潔さの象徴となるとっても大切なものだからです。
なので、本来であれば新郎新婦、新婦のエスコーターや立会人しか歩く事は許されません。
それ以外の参列者は壁に沿って入場するのがマナー。
絶対に横切ったりしない様にしましょう。
宗派や意味合いによって色が違う
バージンロードといえばこの色!というイメージは人によって様々だと思いますが、実際は教会の宗派だったり意味合いで違います。
例えば、カトリック派は赤や緑、プロテスタント派は白が基調とされています。
色にも意味がちゃんとあるんですよ!
- 赤「命を共に歩む深い愛」 「聖霊の祝福」
- 白「輝きと命」「勝利と喜び」「純潔」「永遠の命への希望」
- 緑「希望」
- 青「果てなく続く空や海のように永遠に続く愛」
それぞれの色に込められた意味を考えるとバージンロードに対する思いがまた深まりますよね。
まとめ
今回はバージンロードに込められた大切な意味についてお伝えさせて頂きました。
何気なく歩くものだと思っていたバージンロードには、こんなにも沢山の大切な意味が込められているのです。
本来の意味を知って当日を迎えるのとそうでないのとでは、新郎新婦やゲストにとっても結婚式に出席する想いが変わってくるのではないでしょうか?